まつげを抜く癖は”抜毛症”!?原因や治療法を解説

まつげを抜く癖は”抜毛症”!?原因や治療法を解説

人にはそれぞれ何かしらの癖があり、人から注意されて直るものもあれば、なかなか直せない癖で悩む人も多いでしょう。なかでも、まつげを抜く癖がある人は、抜毛症と呼ばれる心の病かもしれません

ここでは、抜毛症について、原因や症状を解説します。抜毛症の治療法も紹介するので、症状がひどい場合は早めに病院へ行きましょう。

まつげを抜く癖「抜毛症」とは?

抜毛症とは、体毛を抜くことに没頭し、他人から見てもわるような脱毛状態になる慢性疾患です。起きているときはやめようと意識していても、寝ている間に無意識にまつげを抜いてしまうケースもあります。

まつげを繰り返し抜くことで起こる弊害は、毛が完全に無くなって顔のバランスが悪くなる、目にゴミが入りやすくなるなどです。腕などのムダ毛を抜く分にはそこまで問題なさそうですが、まつげを抜くと目に見えるデメリットがあります

まつげを抜く癖「抜毛症」の原因

まつげなどの毛を抜いてしまう抜毛症の主な原因は、精神的なストレスです。そのため、不安や緊張などのストレスをできる限りなくすことで、抜毛症が改善していきます。

一般人口の0.6%から3.4%の人が抜毛症になっており、慢性疾患のなかではそこまで珍しい症状ではありません。また、女性の方がなりやすい病気だとされています。

まつげを抜く癖「抜毛症」の症状

抜毛症の人は、毛を抜く衝動を自分で抑えられません。自覚があって毛を抜いているケース、無自覚に毛を抜いているケースの2パターンがあります。

まつげを抜く衝動を抑えられない

抜毛症の人は、毛を抜くことはよくないとわかっていながら、まつげを抜くなどの衝動を抑えられません。見た目の変化だけでなく、自分自身の行為をコントロールできない苦痛もあるでしょう。そのため、自分への戸惑いや否定といった感情に苛まれてしまいます。

自覚あり・なしの2タイプ

抜毛症のタイプを大きく分類すると、自覚があるタイプと無自覚タイプの2つです。

自覚があるタイプは、毛を抜いている意識があり、精神的な衝動、体のかゆみやヒリヒリ感などによって毛を抜いています。これに対して、無自覚タイプの場合は、なにかを座ってやっているときなどに、気が付くと毛を抜いてしまうのが特徴です。

抜毛症である多くの人が、どちらの症状も併せもっています。

まつげを抜く癖の治療法

まつげを抜く癖がどうしても治らない場合は、病院へ行きましょう。抜毛症の治療法は、薬物療法や行動療法などです。

薬物療法

薬物療法では、心を落ち着けるための薬を飲みます。

抜毛症の治療では、抗うつ薬を用いて脳内のセロトニン不足を解消します。セロトニンとは、「幸せホルモン」などとも呼ばれている物質です。うつ病など心の病気を抱えている人たちは、脳内にあるセロトニンが少ないことがわかっています。

そして、抗うつ薬の作用は、セロトニンが細胞に取り込まれるのを阻止することです。セロトニンが細胞に取り込まれてしまうと、脳内でセロトニン不足が起こります。これを阻止して脳内にセロトニンをとどめ、うつの症状を和らげるのです。この作用により、抜毛症も緩和されます。

行動療法

行動療法では、さまざまな方法を用いて少しずつ意識を改善していきます。

例えば、まず毛を抜いていることをしっかりと意識するために、メモを取っていきます。毛を抜くときの状況や姿勢、感情、毛を抜く部位など、できるだけ詳細に記録しましょう。そして、毛を抜いてしまいそうになったときは、別の行動をとって阻止します。

このほかにも、行動療法には多様な種類があります。医師と相談しながら、1人で改善するのが難しい場合は、家族にも協力してもらいましょう

まとめ

まつげを抜く癖があり、目に見えて毛が減ってしまっている状態なら、抜毛症かもしれません。抜毛症は心の病なので、単なる癖とは異なります。ストレスが主な原因なので、できるだけ不安や緊張を取り除くようにしましょう。

まつげを抜く癖が抜毛症の症状であれば、自覚があってもなくても、簡単にはやめられません。自身で抑えるのが難しいなら、病院へ行って治療を受けましょう。

まつげを抜く癖がやめられなくても、自分を責める必要はありません。抜毛症を少しずつ改善できるようにコントロールしていきましょう。